悔しすぎた… ピンクとグレーを見て思うこと

中島裕翔ファンの偏りすぎた感想です
映画のここが面白い！とかここの演出が素晴らしいみたいなのはあんまり書いてません。というか書けないや
ただただ、一人で観に行ってショックを受けて、その反動で生まれた文章なので個人的な感想にすぎません

ネタバレありですし、ファンには不快にさせるような表現もあると思います

作品の前半は青春の傷跡みたいな青いドラマだったのですが
62分後の衝撃は私はちょっと笑いそうになりました
まぁーこの手の売り方をする映画の衝撃って大した衝撃じゃないですし、宣伝文句なのでそこはいいんです
私にとってこの映画の衝撃ってそこじゃない。

個人的ショック

①周りの同年代俳優の巧さ、主演中島裕翔の物足りなさ

もーすっごい悔しいの！

菅田くんはなにやらせたってうまい
夏帆ちゃんもゾッとするくらい。怖い、うまい、怖い
柳楽くんもオーラが違う。ルックスが作品のテイストとズレてる感はあったけどｗ
初めて知った岸井ゆきのちゃんもすごくいい、リアルだ
小林涼子もいつの間にか大人になっていてドキドキしてしまった

要するに同年代の素晴らしい役者が集められたときに、俳優中島裕翔はまだまだ主演の器じゃねーよって言われてしまったんです
昨日、バレリーノと信長を見てテンションあがってた自分に足蹴り喰らわされた感じです

悔しくて、悔しくて。
中島裕翔は今、いろんなところで褒められてると思うんです。
ジャニーズぽくないね、綺麗な顔だね、月９の演技よかったよ…
この映画では、「で、それが？」って言われてる気になっちゃう。

この映画の内容で、俳優陣で、スタッフで、スクリーンで
ごまかしも逃げも何も通用しない主演という立場で。
うーーーん、悔しい

②行定監督もなかなか意地悪だな…

中島裕翔の良さや弱点をえぐり出して、利用している(言い方悪いけど)
そこも楽しんで♡というメッセージにも感じます
エロシーンなんかよりそっちの方がずっと衝撃だった

中島裕翔は役を演じてるんですけど、彼の素が出ちゃってるし、どのりばちゃんもごっちも中島裕翔自身なんです。

だから映画ピンクとグレーにおいて、あの主役を私は役名では呼べない。中島裕翔そのものだから。
監督も中島裕翔が上手に演技をするのを求めていない。まんま未熟な中島裕翔を楽しんでもらうために撮っている、それがこの映画の味になるから。

夏帆ちゃんが、裕翔くんに言った

あんた、このままじゃ壊れるよ

って台詞

申し訳ないけど私もときどき裕翔くん自身に感じてしまう時があるんですよ

素直で器用なようで不器用で、自信家に見えて結構繊細で人の顔色を伺う感じ。誰かの余計な一言でグラついちゃうような不安定さも持ち合わせてる感じ

ただ、私が思うよりももっと厳しくて理不尽な世界で生き残る彼は強さがなければとっくに消えているはずなので
余計すぎるお世話だと思ってはいますが…

最後の渋谷の歩道橋でライターを投げる、りばちゃんこと中島裕翔は
一回りもふたまわりも強くなった。
ポジティブであったと思うし、作り手のメッセージもそう込められていたので救われた

この映画の主演を務めること、演じきったことは結構キツかっただろうな
でもこれを受け入れて、認めることが彼自身の成長なんだよね。
きっと裕翔くんは、今後もアイドルとしでなく俳優としての演技をやっていきたいのだろうから、この映画で覚悟と現実を受け入れたと思う。

ここまで書いて、お前中島裕翔の何を知ってるんだて話ですよ。ええ、何も知りませんよ(笑)

今後の中島裕翔の更なる活躍を期待しているファンの独り言なだけです

公開してすぐ見に行った時のブログです、SMAPの衝撃やら雪やら仕事やらで色々あって薄れてしまいましたが、見終わった後に殴り書きするくらいに衝撃でした